ハーモニカ/息苦しい演奏を解決するには
ハーモニカを始めて間もない頃は、演奏しながら「息切れ」「息苦しさ」を味わうものです。
しかし、息苦しくなってハーモニカをやめてしまっては、本当にもったいないこと。
今回は「息苦しい演奏を解決する方法(初心者向け)」をお伝えします。
息苦しい演奏を解決するには
次に挙げるポイントを意識しながら練習してみてください。
上達の早さは人それぞれですが、日々5分、10分でもよいので続けることが大切です。
効率よく息を吹き込む
「息がもれないように、ハーモニカを唇に強く当てるイメージ」を意識してみてください。
腹式呼吸とロングトーン
鼻から息を吸い込んで息が苦しくなっていませんか?
ハーモニカの演奏では、腹を使って、吹いたり吸ったりする「腹式呼吸」が大切です。
きちんと腹式呼吸ができていないと、ロングトーン(音を長く出す)ができず、すぐに息があがってしまいます。
ロングトーンができて、且つ良い音が出ている状態。
これを意識して練習をすると、徐々に息苦しい演奏から開放されます。
なお、ロングトーンを練習するときは、吹く(吸う)息の量を一定に保つことも大切です。
吹きやすい機種を使う
ハーモニカは機種によって、吹きやすさが異なります。
息がもれにくい構造で且つ、音色がキレイな機種を選びましょう(3,000〜4,000円)。
代表的な機種には、トンボ楽器製作所の「TOMBO メジャーボーイ」があります。
「メジャーボーイ」はロングセラーの10ホール・ハーモニカで、その品質は長渕剛、ゆず、いきものがかりなど、有名ミュージシャンからも信頼を得ています。
まとめ
10ホールズハーモニカを始めて間もない頃は、「なんと息苦しい楽器なのか」とびっくりしたものです。
YouTubeを観ては、「ハーモニカ奏者の肺活量や体力は尋常じゃないなぁ」と思ったりもしました。
しかし、教則本でコツを学びつつ練習を重ねていくうちに、「あぁ、そういうことか」と活路を見いだせました。
いまでもウォーミングアップの練習では、「ドレミファソラシド」と「ロングトーン」は必ず行います。
その日の自分の調子が「腹式呼吸と音質」でわかるからです。
ロングトーンは深呼吸のようなもの。目をつぶってハーモニカを介して吹き吸い、腹式呼吸をする。
ハマりだすと、ロングトーンでも癒やしの効果があるように思えてきます。
そういえば、「息苦しい」状態は、水泳でも同じだったなぁと思い出します。
ラクな泳ぎ方をおぼえると、長くゆったり泳げるようになりますが、水泳経験者には共感いただけるかもしれません。
今回の記事が、あなたの息苦しい演奏から抜け出すきっかけになれば幸いです。