ハーモニカ教則本の選び方
ハーモニカの教則本を選ぶには、いくつかアプローチがあります。
「対象レベル」で選ぶ
ハーモニカの教則本は、大きく「初心者向け」「中・上級者向け」に分かれます。
テンホールズハーモニカの場合なら、「ベンド(特に3番穴)、フェイク、タンギング」ができるまでを初心者、「トリル、グリッサンド、タンブロック、オーバーブロー&ドロー、その他各種奏法を使いこなす段階」が中・上級者とする傾向が見受けられます。
どの教則本でも広くテクニックを掲載していますが、対象レベルによって説明に割いているページ数(丁寧さ)が異なるものです。
「今の自分は、どの段階なのか」がわかった上で教則本を買うことになります。購入前に、ある程度は本の内容を確認したいところです。
※ベンドなどの用語解説はこちらを参照ください
掲載曲(タイトル、曲数、好み)で選ぶ
好きな曲なら、楽譜が読めなくても数字譜でリズムが取れ、演奏もカンタンになります。
このアプローチなら、掲載曲の内容や曲数を重視して教則本を買うとよいでしょう。
特に、古本では懐かしのヒット曲が掲載されてたりするのでオススメです。
古本屋めぐりが楽しくなりますし、とにかく好きな曲が吹けるとハマりますよ〜
数字譜での演奏とは…
音符の下に記されている数字に合わせて、吹いたり吸ったりして演奏します。
数字譜の「4」はハーモニカの「4番穴を吹く」という意味で、「⑤」はハーモニカの「5番穴を吸う」ということです。
楽譜が読めなくても、数字譜で演奏することができます。
※数字譜の表記は、教則本によって異なることがあります
著者(ハーモニカ奏者)で選ぶ
憧れのハーモニカ奏者がいるのなら、その先生がまとめた教則本を買いましょう。
「先生のファン」というだけで、テクニックが身につきやすくなるでしょう。
教則本の購入から話が少しそれますが、「憧れの奏者がオンラインレッスンをやっているかどうか」もチェックしておきましょう。
先生から習うメリットは、あなたの成長を客観的に見てくれ、的確に次のステージに進むための方法を教えてくれることです。
先生方を紹介
YouTubeでの解説動画や教則本、メッセージ交換などから、個人的に素敵だと思っている先生方です。
※50音順で掲載(ハーモニカの研究や出会いを通じて、紹介する先生方を増やせたらと思っています)
まとめ
ハーモニカの教則本について思うことがあります。「教則本はプラモデルだ!」ということです。
本を買って、自分で音を出して、試行錯誤して…最終的には、自分なりの「完成(ゴール)」を目指すものだからです。
また、時に教則本は「料理のレシピ」のようにも見えてきます。
「ここで抑揚をつけるとよい」などと記してあるからです。
実際に演奏して、「なるほどなぁ、確かに!」と感動することもあるのです。
まさに「時空を超えたレッスン」です!
あなたにとって、教則本はどんな価値をもたらすでしょうか?
教則本を購入後、あなたのハーモニカライフがさらに充実することを心より願います。