10ホールズハーモニカの演奏ジャンル

10ホールズハーモニカの演奏を聴いていると、いくつかのジャンルがあることに気づくようになります。
そこで、ここでは大きく4つのジャンルを紹介します。
- ブルース/ロック
- カントリー/アイリッシュ
- フォーク
- ジャズ
どれが優れている、ということではありません。
10ホールズハーモニカという、たった10cmほどの小さな楽器が奏でるジャンルです。
「最近、10ホールズハーモニカを始めた」という方へは、演奏スタイルの羅針盤、成長のヒントになれば幸いです^^
ブルース/ロック
低音域を中心とした、野太い音色と豪快な演奏。
まさに「ブルース・ハープ」と呼ばれる所以はここにあり。
ギターアンプにハーモニカ用マイクをつなげて演奏すると、サックスやエレキギターのような迫力のある音色になる。
カントリー/アイリッシュ
ブルースと同じく低音域を中心とした奏法だか、軽やかで速いフレーズを演奏する傾向あり。
ブルース専門のプレイヤーよりも、爽やかな雰囲気になることが多い。
5番穴の吸音を半音上げたチューニングを「カントリーチューニング」といい、これによりメロディアスな演奏が容易になる。
フォーク
中音域を中心とした素朴な音色。
主に歌のメロディをなぞったり、それを発展させたりするフレーズ演奏の傾向あり。
ギターを弾きながら、ホルダーにハーモニカを取りつけて演奏するスタイル。
ジャズ
全音域でのメロウな音色の演奏。近年、欧米ではこのスタイルが急増中。
あらゆるテクニックを駆使し、クロマチック音階を出す。
相当な練習を積めば、ジャズのフレーズがあふれ出て感動的な演奏になる。
蛇足(だそく)
ここにジャンルをまとめながら、「自分はどうなのだ」と客観視する機会を得ました。
私の場合は、ブルース専門家のような、格好の良い「野太いサウンド」は出せません。
興味はあるものの、まだまだブルースの分野にはハマり切れていないかも知れません。
2020年時点では、カントリーやフォークを行ったり来たりしつつ、ジャズの分野を「カッ」と、にらんでいる感じです。
10ホールズハーモニカの味わい方は人それぞれで、年々変わる可能性があります。
本当に楽しくて、奥深い楽器です。
ぜひ、ご一緒にハーモニカライフを楽しんで参りましょう!