ブルースハーモニカは、楽譜が読めなくても大丈夫?

「ブルースハーモニカを始めてみたいけれど、楽譜が読めません……」
これは、ハーモニカ初心者の方からよく聞かれる悩みの一つです。結論から言えば、楽譜が読めなくても、ブルースハーモニカを始めることはできます。「楽譜が読めないから無理」と諦める必要はありません。
今回は、これからブルースハーモニカを始めたい方に向けて、楽譜が読めなくても楽しめる理由や、どのように練習を始めればよいのかをご紹介します。
そもそも、ブルースハーモニカに楽譜は必要?
もちろん、楽譜が読めるに越したことはありません。音符を読むことができれば、曲のメロディーやリズムを正確に確認できますし、楽譜を見ながら練習することもできます。
しかし、最初から楽譜を読める必要はありません。ブルースハーモニカは、基本的に「音を出す → 聴く → 真似する」という練習から始めることができます。
たとえば、
「この音を吹いてみよう」
「次はここを吸ってみよう」
「このフレーズを真似してみよう」
というように、耳を使いながら少しずつ覚えていくことができます。
ブルースハーモニカには「穴番号」という便利な方法があります
ブルースハーモニカの初心者が曲を覚えるときに便利なのが、穴番号です。一般的に1番から10番までの穴があります。

たとえば、
4番を吹く → 4番を吸う → 5番を吹く
というように、「どの穴を吹く・吸う」という情報を使って演奏することができます。
楽譜が読めなくても、
4吹 → 4吸 → 5吹
といった形で覚えていけば、簡単なメロディーから練習を始めることができます。
もちろん、表記方法にはいろいろありますが、初心者にとって「穴番号」は非常に分かりやすい方法です。
※当サイトでは、「4番穴を吹く場合は『4』」「4番穴を吸う場合は『④』」というように、数字を使ってハーモニカの演奏方法を表しています。このように数字で表した楽譜を「数字譜」といいます。
「タブ譜(TAB譜)」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。厳密には「数字譜」と「タブ譜」は異なりますが、ハーモニカでは、こうした数字による演奏方法の表記を「タブ譜」と呼ぶこともあります。
「吹く」と「吸う」を覚えれば、さらに楽しくなる
ブルースハーモニカの面白いところは、同じ穴でも「吹く」と「吸う」で音が変わることです。
例えば、4番の穴なら、
- 4番を吹く
- 4番を吸う
というように、息の方向によって違う音が出ます。
そのため、最初は
「何番の穴を使うのか」
「吹くのか、吸うのか」
この2つを意識するだけでも、かなり練習しやすくなります。
楽譜を読むことよりも、まずはハーモニカそのものに慣れることが大切です。
耳で覚える練習もおすすめです
楽譜が苦手な方には、耳で聴いて覚える練習もおすすめです。
好きな曲を聴いて、「このメロディーをハーモニカで吹いてみたい!」と思ったら、まずは一音ずつ探してみましょう。最初はなかなか見つからないかもしれません。
でも、
「この音かな?」
「ちょっと違うな」
「こっちの音だ!」
と探しているうちに、少しずつ音を聴き分ける力も身についてきます。
そして、自分の耳でメロディーを探して演奏できたときの喜びは、格別です。
楽譜が読めるようになると、さらに世界が広がります
では、「楽譜はまったく必要ないのか?」というと、そういうわけではありません。ハーモニカを長く楽しんでいくなら、少しずつ楽譜を読めるようになると、とても便利です。
例えば、
- 知らない曲にも挑戦しやすくなる
- 曲のリズムを確認できる
- 他の楽器と一緒に演奏しやすくなる
- 音楽の仕組みが分かってくる
- 演奏できる曲の幅が広がる
といったメリットがあります。
ただし、「楽譜を読めるようになってからハーモニカを始める」のではなく、「ハーモニカを楽しみながら、必要に応じて少しずつ楽譜を覚える」くらいで大丈夫です。
最初から全部覚えなくても大丈夫
初心者のうちは、「音符が分からない」「吹くのか吸うのか分からない」「穴番号を覚えられない」など、分からないことがたくさん出てきます。でも、それは当たり前です。最初から完璧に覚えようとする必要はありません。
まずは、「音が出た!」というところから始めてみましょう。次に、簡単なメロディーを1曲吹いてみる。そして、少しずつ吹ける曲を増やしていく。
この繰り返しで、気がつけばハーモニカのことがどんどん分かるようになっていきます。
「楽譜が読めない」は、始めない理由にはなりません
ブルースハーモニカは、楽譜が読めない方でも始められる楽器です。まずはハーモニカを手に取って、音を出してみてください。好きな曲のメロディーを探してみるのもいいでしょう。
そして、ハーモニカを楽しんでいるうちに、「もう少し音楽のことを知りたい」「楽譜も読めるようになりたい」と思ったら、そのときに少しずつ勉強すればいいのです。
楽譜が読めることよりも、まず「ハーモニカを吹いてみたい」という気持ちが大切です。
さあ、難しく考えすぎずに、まずは一吹きしてみませんか?ハーモニカの音色が、あなたの新しい趣味になるかもしれません。

